20220
- そもそも動画とは
- 動画の基礎知識
- 動画の種類
- 撮影の基本
- 編集の基本【Premiereでの編集3本】
そもそも動画とは
パラパラ漫画のように、複数の画像を連続で見せることで、動いて見えるコンテンツ。
動画の基礎知識
フレームレートについて
動画の画像の枚数フレームレートによって見た目の印象がかなりかわる。具体的には枚数が少ないほどパラパラに、多いほど滑らかに動く。データ量は画像の枚数に比例するので、枚数が少ないほど小容量に、多いほど大容量になる。
フレームレートの単位はfps(frames per second)で1秒間に何コマと表します。「エフピーエス」と読みます。
メディアによってフレームレートが決まっているものもあります。
映画(国内・国外) | 24fps(23.98fps) |
---|---|
テレビ放送、DVD(日本) | 30fps(29.97fps) |
Webサイト内Gif動画 | 12fps程度、Gif書き出し |
LINEのアニメーションスタンプ | 5-25fps(公式制作ガイドラインより)、APNG使用 |
撮影の前にフレームレートを確認しておくとよいでしょう。後からフレームレートを下げることはできますが、上げて滑らかにすることはできません。
例えばスロー加工をしたい場合、然るべきカメラで然るべきフレームレートで撮らないと、激しいゴーストなどが発生し、かっこ悪くなってしまいます。(0:35あたり)
例:240fpsの動画を8倍スローにしたもの
プログレッシブとインタレース
パソコンやテレビのモニターは数千本の光のライン「走査線」でできており、この走査線にどのように発光させるかで、画像を見ることができます。
この表示形式には、「プログレッシブ」と「インタレース」の2種類があります。
– | プログレッシブ方式(p) | インタレース方式(i) |
概要 | 走査線を上から順に1本ずつ表示させる | 走査線の偶数を先に表示し、奇数を後に表示させる |
メリット | きれい | 早い動きに強い |
デメリット | フレームレートが低いとカクつく |
|
これも撮影の際、定めておかないと後から変更することができません。用途によって見極めたらよいですが、基本的にはプログレッシブでよいです。
動画のサイズとアスペクト比
動画サイズの単位は基本的にピクセルです。動画の画像解像度は高ければ高いほど鮮明になります。
参考:動画を共有するのに便利!覚えておきたい動画サイズのこと。
参考:モニターのサイズ
主な解像度(通称) | 横縦ピクセル | アスペクト比 | ||
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8K(FUHD) | 4320p | 7680×4320 | 16:9 | ワイド |
4K(QFHD) | 2160p | 3840×2160 | 16:9 | ワイド |
WQXGA | 2560×1600 | 16:10 | ワイド | |
WQHD | 1440p | 2560×1440 | 16:9 | ワイド |
WUXGA | 1920×1200 | 16:10 | ワイド | |
FullHD(FHD) | 1080p | 1920×1080 | 16:9 | ワイド |
UXGA | 1600×1200 | 4:3 | スクエア | |
WXGA++(HD+) | 900p | 1600×900 | 16:9 | ワイド |
WXGA+ | 1440×900 | 16:10 | ワイド | |
SXGA | 1280×1024 | 5:4 | スクエア | |
WXGA | 768p | 1366×768 | 16:9 | ワイド |
WXGA | 1280×800 | 16:10 | ワイド | |
WXGA | 1280×768 | 16:9.6 | ワイド | |
HD | 720p | 1280×720 | 16:9 | ワイド |
XGA | 1024×768 | 4:3 | スクエア | |
SVGA | 800×600 | 4:3 | スクエア | |
QVGA | 320×240 | 4:3 | スクエア |
基本的にモニターは72dpi(dots per inch)という密度。1インチのなかに、どれだけ粒があるか、という話で、もちろんたくさん入っていれば画質がきれいに見えます。apple社のRetina Displayは326~401dpi。(参考:Retina Displayとは)
動画を制作する際は、最終的にどんなデバイスで、どんな人が見るのかということを加味したうえで制作をするべき。
SNS配信の場合は基本的に16:9フルハイで十分。
参考
昔のCM(4:3)SD画質
補足:ドロップとノンドロップ
テレビ番組を作るときには見ておくとよいです。難しいです。
- ドロップ:フレーム補足あり
- ノンドロ:フレーム補足なし
動画の種類
- 販促
- イベント告知
- 会社・企業紹介
- サービス紹介
- 店舗紹介
- 求人・リクルート映像
- 研修映像
- テレビ番組
- 映画
- CM
- eラーニング、HOWTO
- イメージビデオ
- ミュージックビデオ
- メッセージビデオ
- Vlog
- カラオケ映像
- プレゼン用映像
- イベント記録
- アタック映像
- オープニング映像
- AR( スマホにgoogleをダウンロードしてARを見てみよう)
- VR( スマホアプリのYoutubeやgoogleフォトで見てみよう)
などなど。多岐にわたる用途がある。
それぞれに目的があり、発信者側の伝えたいことや視聴者の見やすさ、目的に応じて作られている。
撮影の基本
5種の構図と3種のカメラワーク
構図×カメラワーク(5カット、フルハイ、30or60p、横長)
- 三分割構図×フィックス
- 対角線構図×フィックス
- シンメトリー構図×パンorティルト
- 額縁構図×フィックス
- 放射線構図×フィックス
チャーリーとチョコレート工場で見る構図・カメラワーク
- 7:33/「至上最大のチョコレート工場」ティルトアップ
- 9:23/「宮殿の天井が崩落するシーン」ティルトダウン
- 9:57/「レシピのスパイ」ピント送り
- 13:53/「窓から外を見るチャーリー」額縁構図+ドリーイン
- 12:16/「バイク」パン→シンメトリー構図
- 15:28/「東京」放射線構図→シンメトリー構図+ドリーイン→「並んだチョコレート」対角線構図
- 15:44/「モロッコ」手持ち、手振れ/ヒキ→ミドル→アップ
- 15:55/「ニューヨーク」動ポジ(同一ポジション)
- 18:20/放射線・シンメトリー構図
- 20:48/「開封」ズームイン
- 28:40/「10ドルを拾ったチャーリー」手持ち
- 29:18/「金のチケットを当てたチャーリー」手持ち
- 1:47:40/「工場内のチャーリーの家」ズームアウト
課題
- 構図とカメラワークの課題(合計5カット)で動画を撮影してこよう。
- 撮影した素材をMacのデスクトップに置いておく。
- 1カットは10秒程度
- 手持ちFIX
- 自分で調べて、デスクトップにデータを移行する
編集①写真のスライドショー
- スイーツ5種の静止画をダウンロード(ぱくたそ)
- デスクトップにフォルダを作成「映像基礎1日目」
- スイーツの画像は「photo」ファルダに格納
- Premiere Pro立ち上げ、プロジェクト名と保存先設定
- 「新規プロジェクト」クリック
- 名前「基本操作」、場所「デスクトップ」OK
- 編集
- 書き出し、保存
書き出しの手順
- タイムラインのウィンドウを選択しておく
- ファイル>書き出し>メディア
- 書き出し設定/形式>H264
- プリセット>Youtube 1080p
- 出力名と保存場所を指定
- 「書き出し」
- プロジェクトファイルや編集データ(Pr)の一部が欠けたり移動されると、リンク切れを起こすのでフォルダ構成を気をつける。
- 今後3回、このデータを使用するのでUSBやHDDなどに保存して持ち帰り、今後の授業にもってくること。
- A214のPC内データは、シャットダウンするごとにデータがすべて消えるので、デスクトップに置きっぱなしにしないこと。
編集②基本構図5選
- 動画素材は「movie」フォルダに
- 音楽のダウンロード(DOVA-SYNDROME/ドーヴァシンドローム)パステルハウス
- 素材読み込み
- 編集
- 書き出し
- GigaFileにてURL提出
編集③タピオカ
素材の準備
- 動画素材のダウンロード(Adobeから必要な動画を探してダウンロード。なお0:05~0:34は1カットを分割しただけです)
- 音楽のダウンロード(DOVA-SYNDROME/ドーヴァシンドローム)Happy_days
- 編集、書き出し
提出の仕方
Youtubeへのアップ
- チャンネル作成(ある人はそのまま)
- 作成 >動画をアップロード
- タイトル/タピオカ(三浦)←自分の名前
- 説明/202x.00.00←提出日
- 「いいえ、子ども向けではありません」
- 「次へ」「次へ」動画の要素、チェック
- 公開設定「限定公開」(動画のリンクを知ってる人にだけ見られる)
- 「保存」
- 動画を処理しています「閉じる」
リンクの提出
チャンネルのコンテンツ内
アップした動画にカーソルを合わせると、サムネ横に「…(縦)」オプションのアイコンが出る。これを押すと「編集や削除」のオプションが出るので、この中の「共有可能なリンクを取得」というのをクリック。
上記クリックでURLがコピー状態になるので、提出用テキストに「Ctrl+V」でペースト。
CapCutの使い方
Premiere Proを持っていない人は、無料スマホアプリ「CapCut」を使用して編集してください。下記動画で使用方法を確認してください。